血が滲むような経験を
突き抜ける人は血の滲むような経験をしている。
突き抜ける代償としてそれを経験している。
血の滲むような経験をしないで何かを得られるはずもなく、もし易々と何かを手に入れたならば、それはすぐにそれを失う可能性があるという事の裏返しだ。
血の滲むような経験をして初めて自分にその経験が刻まれる。
血が滲むくらいの体感がなければ、その経験は何も残さないままに記憶から消えていく。
自分で思考せざるを得ない、逃げ場のない経験をして初めて何かが自分に刻まれる。
逃げていたらぶつかる事も血を流す事もない。
もちろん大量出血は致命傷になるので、その手前で脱出する必要があるが、少しくらいの切り傷をする位のチャンスには向かっていくのがいいのではないか。